2020年に入社した神奈川損害サービス部の藤生 凛太郎さんと、火災・企業新種業務部の波佐 彩花さんに話を聞きました。
東京海上日動火災保険株式会社
1879年創業。お客様の信頼を事業活動の原点におき、「お客様や社会の“いつも”を支え、“いざ”をお守りする」というパーパスに基づく発意・挑戦を推進してきた。多様化するニーズに応えるため、従来の保険領域に留まらず、新たなソリューションも提供。代理店とともに「安心と安全」の提供を通じて、豊かで快適な社会生活と経済の発展に貢献する。


藤生 凛太郎 RINTARO FUJIO
2020年入社。神奈川損害サービス部
「事故対応の仕事は、お客様一人一人に寄り添った解決を目指し、自動車の知識から、医療知識、法律知識など幅広い専門的な知識を学び、成長できることが楽しいです」

波佐 彩花 AYAKA HASA
2020年入社。火災・企業新種業務部
「企業が直面する新たなリスクに対して、どのように安心を提供できるか、問題解決のための創造的な方法を探す面白さを感じるとともに、商品開発部門としての責任も日々実感しています」
チームで事案を解決することが大きなやり甲斐
2020年の入社以来、自動車事故の損害サービスに従事する藤生 凛太郎さん。
北関東信越損害サービス部に配属されたのち、2023年4月に神奈川損害サービス部・厚木損害サービスセンターのセンター長として赴任した。現在は30代〜60代で構成される11人のメンバーとともに奮闘する日々だ。
「拠点を任せてもらうと聞いたときは、不安もありましたが、ワクワクした気持ちの方が強かったです。みんなでチームワークを大切にして支え合っています」(藤生さん)。

お客様が自動車事故に遭ったときの保険金の支払いや、示談交渉などがおもな業務。センター長としての仕事はメンバーが担当する事案のサポートだが、訴訟事案や、示談が難航している事案などは、藤生さん自身も担当している。
事故に遭ったお客様は、精神的なショックを受けられているだけでなく、相手方への対応、怪我の治療、本人や家族の生活など、多くの不安を抱えている。大切なのはお客様のお気持ちに寄り添い「何を求めているのか」を丁寧に引き出すことだ。そして要望に沿った解決を実現するために、社内のチームメンバー以外にも、代理店、修理工場、医療機関、調査会社、弁護士など多くの人々と連携し、事案解決に導く。
「複雑な事故状況や、重症者が発生している事故など、専門的な知識が必要なケースも多々あります。だからこそ関係者が力を合わせて、当事者にご納得いただいたうえで事案解決に導けたときは、大きな喜びと達成感があります」と、藤生さんは顔をほころばせる。
「事故対応はもちろん、新システムの導入や、代理店との連携強化といった業務改善への取り組みなど、みんなでがんばろうという雰囲気が拠点内にはあります。助け合えるメンバーがいることが大きな支えになっています」(藤生さん)。

新しい保険の提供で社会を支えていることを実感
2020年入社の波佐 彩花さんは、石油・エネルギー関連業界の営業担当を経て、2023年4月からは火災・企業新種業務部に所属。企業新種保険グループで、企業向けの保険引受や新商品開発を担当している。
「おもに、建設工事中の事故による物的損害を補償する保険や、電力市場価格の高騰で事業会社が被る財務リスクを担保する保険を担当しています。また、近年GX(グリーントランスフォーメーション)が拡大するなかで、洋上風力発電領域において、工事請負企業や部品サプライヤーの瑕疵リスクを補償する保険を扱い、関係者が安心してプロジェクトを進められる環境を提供しています」(波佐さん)。

社会の変化や技術革新に伴い、企業を取り巻く新たなリスクは多様化している。それに対して「保険会社として安心を提供するために何ができるか?」を一から考えて新商品に落とし込むことや、営業担当者から相談を受けて、既存商品にはないオリジナルの補償などを検討し、オーダーメイドで保険を引き受けるのも波佐さん達の仕事だ。
業務のなかでは、想定できる事故や損害など、企業活動に伴うリスクを徹底的に洗い出し、シナリオを描くことが必要だ。発生しうる事象を理解し、適切な補償条件や保険料を設定できなければ、予期せぬ事態が起きた場合に補償を提供できなくなる可能性もある。
「リスクの検討には責任の大きさを感じていますが、とても手応えのある面白い仕事です。また、欧州やアメリカなど海外の再保険会社と連携する機会も多く、海外のさまざまな事例から知見を広げられることも楽しいです」と波佐さん。
「この仕事でよかった!と思うのは、私達がつくる保険によって、社会の支えになれていると日々実感できることです。さまざまな業界や、企業の挑戦を後押しできるところが魅力的です」と笑顔を見せた。

非日常に浸ることが最大のリフレッシュ
藤生さんの休日は「家にこもる日はテレビを見たり、マネジメントの勉強をしたり。家にいない日は登山かキャンプに出掛けるという両極端な過ごし方です」。
子どもの頃に山好きの父親と登山をしたことがきっかけで、大学時代から山にはまり、近年は父親や職場の先輩と関東圏の山を中心に歩いてきた。社会人になってからはキャンプ道具をそろえて、大学時代の友人や妻とともにアウトドアも楽しんでいる。

前の配属先(群馬)の先輩達と群馬県の浅間山を雪の時期に登ったときの写真です。この先輩達とは定期的に山で集合しています。
「自然のなかで過ごすと、日常を全部忘れられます。キャンプサイトで焚き火を眺めたり、頂上を目指して山道を歩いていたりするときは、頭を空っぽにしてひたすら無心になれるので、すごく気分転換になります」(藤生さん)。
先日父親とも、「次はどこを登ろうか」と話してきたという藤生さん。再び親子で語らいながら、自然のなかを歩く日を楽しみにしている。
一方、波佐さんの一番の楽しみは旅行。国内旅行も好きだが、新型コロナウイルスの影響で行動制限が続いた反動からか、最近はもっぱら海外を訪れている。
もちろん現地での時間が一番楽しいが、波佐さんの旅は出発前の下調べから始まるそう。
「訪れたい場所や、自分がやりたいことを、いかに詰め込むかを考えるのが大好き。綿密なスケジュールを組んで効率よく行動する日と、何も予定を入れずのんびり気ままに過ごす日の、メリハリをつけるためです」と波佐さん。

母と二人で以前住んでいた上海に旅行に行きました。約10年ぶりだったので懐かしい場所を訪れたり食事を楽しんだり、充実した旅でした!
ガイドブックやWeb検索を活用して、交通機関やレストラン、観光地への入場方法や、比較的空いている時間帯など、隅々まで調べ尽くして日程を組む。探究心旺盛な波佐さんにとって、下調べは「旅を二倍楽しむ」秘訣といったところだ。
それぞれの目標に向けてさらなる飛躍を!
将来の目標についても二人に聞いてみた。
「損害サービス業務以外のさまざまな領域にも関わりを持ち、会社全体の動きを、広い視野で理解していきたいです。そして、保険金をお支払いする以上の価値をお客様にお届けできるようになりたいです」(藤生さん)。
「いつもアドバイスをくれる上司や先輩達からは、法律や会計などの知識はもちろん、ロジカルな思考力やシナリオの構築力など、本当に学ぶことが多い。いつか肩を並べたいという思いが今のモチベーションです」(波佐さん)。
